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株式会社ACES、コーポレートnoteを始めました

 皆さんこんにちは。株式会社ACESです。私たちは、Deep Learningを用いたヒューマンセンシング・画像認識技術に特化した、東大松尾研発のAIスタートアップです。現役のAIエンジニア・リサーチャーが多く集まっていることもあり、これまでAIやDeep Learningに関する技術記事を中心にnoteに公開してきました。



 事業拡大を機に、さらに多くの皆様に私たちの会社やDeep Learningの技術について知ってもらえるようなコンテンツを増やしていこうと思います。前置きが長くなりましたが、今回は初めての記事ということで、まずは簡単にACESの紹介をさせてください。

1. 私たちについて

 ACESは2017年11月に6人のメンバーで立ち上げました。CEOの田村を含めた3人が松尾研究室出身のAIエンジニアで、2人が東大工学系研究科/工学部出身のエンジニア、1人がBizDev担当という布陣でのスタート。初期のフェーズでは、Deep Learningを用いた画像認識技術を社会実装するべく、複数の大手企業と共同研究開発を実施し、ヒトの行動や感情を認識、検出するヒューマンセンシングの画像認識アルゴリズムを中心に技術開発の仕組化と技術の蓄積を行ってきました。
 現在はインターンも含め24人(うち16人がAIエンジニア/リサーチャー)で、最先端のアルゴリズムの研究開発を行っています。並行して、これまでACESが開発し蓄積してきたアルゴリズムをもっと様々な企業の方々に使ってもらえるように、リーズナブルかつ手軽に導入可能な画像認識アルゴリズムパッケージ「SHARON」の開発に注力しています。

2.  ヒューマンセンシングを用いて実現したい世界とは?

 AI活用を掲げた会社が増えている一方で、「具体的に何ができるのか?」「会社ごとの違いがわからない」といった声をお聞きすることがよくあります。そこで今回は、私たちが取り組んでいる技術についてお話します。

 私たちは、ヒューマンセンシング・画像認識の技術を用いて、様々なビジネスシーンの課題解決をおこなうAIアルゴリズムを開発・提供しています。画像認識は、画像や動画に映っているモノの種類や特徴を認識し検出する技術のことで、近年では人の「眼」を獲得したと言われるように、大きく発展している技術です。中でもヒューマンセンシングは、画像や動画からヒトの行動や感情を認識することに特化した技術で、例えば

・スポーツ選手のフォームを解析することで戦術の向上や怪我の防止につなげたり
・ヒトの顔画像から本人かどうかを認証したり
・ヒトの作業(いつ、誰が、どこで、何をしたか)を認識したり

といったことが可能になります。その他にも製造業、セキュリティなど様々な場面での導入が見込まれています。

 とはいえ新しい技術ということもあり、まだまだピンと来ない方もいらっしゃると思います。そこで、30年前はまだ新しい技術だったインターネットを例に考えてみましょう。今でこそ、メールやチャットツールでコミュニケーションを取ったり、スマホ一つで情報を得ることも、何かを購入することも可能になりました。しかしインターネット以前の時代においては、

・遠隔地とのやり取りは、電話または手紙といったコミュニケーションツールに限定されている
・物の売買は対面を前提としている

など、時間・場所の制約を受けるオフラインを前提としたシステム上で社会は成り立っていました。現在は、インターネットの普及とともにweb上の生活・行動の最適化が進んできたおかげで、オンラインで、全ての人が容易につながり情報の取得・交換ができるようになりました。

その一方で、私達が実際に生活しているリアル/実世界の現場では、ヒトが実際に何を考え、どう行動したのかということをWeb上のように自動で認識・データ化したり最適化するといったことが難しく、そのため

・単調で機械的な作業を複数の人力で行っている
・情報量が爆発的に増え、人の認知能力の限界を超えているにも関わらず、一つ一つ人手で調査/処理する
・属人的で、再現性が低く個人に大きな負荷がかかる

など、まだまだ解決できていない非効率な場面がたくさんあります。

 こうした状況では、本質的な仕事から遠ざかってしまうだけでなく、仕事そのものを楽しめなくなってしまいます。私たちは、こうしたリアルな世界のあらゆる業務や出来事を、機械の「眼」を獲得したと言われるDeep Learningを用いた画像認識などの先端技術を用いて認識し、自動化・効率化することで、だれもがいきいきと生きられる社会を実現したいと思っています。

3. これからの展望

 "1. 私たちについて"で述べたように、これまでは複数の大手企業と共同研究開発を実施する中で、ヒトの行動や感情を認識、検出するヒューマンセンシングの画像認識アルゴリズムを中心に技術開発の仕組化と技術の蓄積を行ってきました。
 今後は研究開発に並行して、よりシンプルかつ短期間でDeep Learningを導入できるよう、画像認識アルゴリズムをパッケージ化したAPI/SDKであるSHARONを提供いたします。パッケージ化することで、これまで以上に広い社会領域で私たちの技術を実装し、未来の社会をよりシンプルにしていくことを目指しています。
 少しかけ足になってしまいましたが、次回以降テックブログでは扱ってこなかったようなお話もしていこうと思いますので、ぜひご覧いただけると幸いです。
 最後に、株式会社ACESでは、Deep Learningを用いた画像認識技術を中心に、APIによるアルゴリズムパッケージの提供や、共同研究開発を行なっています。特に、ヒトの認識・解析に強みを持って研究開発を行っておりますので、ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください!

【詳細・お問い合わせはこちら↓】

◆画像認識アルゴリズム「SHARON」について
ヒトの行動や感情の認識、モノの検知などを実現する画像認識アルゴリズムを開発しています。スポーツにおけるパフォーマンス分析やマーケティングにおけるヒトの心の動きの可視化、ストレスなどの可視化による健康状態の管理を始めとするAIアルゴリズムを提供しています。

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